コンプレッサーが実際に何をしているのか、その技術がどこから生まれたのか、そしていつ使うべきなのか。 全15問、制限時間なし、メール登録不要、最後に解説付きの解答が表示されます。
コンプレッサーはゲインを下げることしかせず、それもスレッショルドを超えた部分のみです。その後に 適用されるメイクアップゲインによって信号全体が持ち上がるため、結果的に音が大きく聞こえます。
スレッショルドを下回っている間は何も起こりません。上回ると、設定したレシオに応じてゲイン リダクションが適用されます。
レシオはスレッショルドを超えた信号に何が起こるかを表します。4:1では、スレッショルドを8dB 超える入力は2dB超えまで抑えられます。
部屋の周波数特性はイコライジングの領域であり、グラフィックEQやパラメトリックEQの仕事です。 残りの3つはすべてコンプレッサーの日常的な使い道です。
速いアタックは最初のスパイクを捉えてしまい、ヒット音を鈍らせます。遅いアタックならゲイン リダクションが働く前にトランジェントを通過させられるため、スネアのアタック感が残ります。
レシオが10:1以上になると天井のように振る舞い、∞:1では完全な壁になります。dbx 166xsのような ユニットは、この理由から両方の機能を1台に収めています。
コンプレッサーは大きすぎる信号に働きかけますが、ゲートは小さすぎる信号、つまりフレーズの 合間に入り込むかぶりや暗騒音を無音化します。この関係から、両者は同じシャーシに搭載される ことが多いのです。
検出回路に別のソースを送り込むことがダッキングの仕組みです。ページングマイクの信号が、 音楽にかかるゲインリダクションをコントロールします。
RMSは平均レベルを追跡するため、人間が感じる音の大きさに近い指標になります。一方、ピーク 検出は瞬間的なスパイクを捉えるものです。dbxは正確なRMS検出によってその評価を築いてきました。
「ニューヨーク・コンプレッション」とも呼ばれる手法です。1つの信号を強く潰す代わりに、 ドライなトランジェントを保ちながら、その下に隠れた静かなディテールを持ち上げます。
周波数依存型のコンプレッションです。検出回路が歯擦音の帯域を監視し、そこが大きくなると 信号をダッキングします。500 Seriesのdbx 520はまさにこの働きをします。
ブラックマーは1971年にdbxを設立しました。ブラックマーVCAと正確なRMSレベル検出で最もよく 知られており、これらは同社のコンプレッサーとノイズリダクションを支える2つの技術的基盤です。
放送技術者たちは、コンプレッションがスタジオツールになるずっと前から、送信機を保護する ためにリミッターを製作していました。dbxがコンプレッションを発明したわけではなく、それを はるかに正確で手頃な価格の製品に仕上げたのです。
スレッショルドで急に折れ曲がる代わりに、OverEasyは徐々にコンプレッションへと移行するため、 動作していることが非常に聞き取りにくくなります。これはdbxを象徴する機能の1つになりました。
低歪みVCAと正確なRMS検出の組み合わせにより、当時のエンジニアが聞き慣れていたような アーティファクトを出すことなく、信号をしっかりと制御できました。今なお、このファミリーの 基準点であり続けています。